ドリー・ファンク・ラブ

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自称日本一のスティールダーツマニアによるスティールダーツが180パーセント面白くなるブログ

G'sスティールシリーズ

G's Dartsさんが2月20日に満を持してスティールを発売します。
自分もG'sのデザイナーさんと2年前からスティールバレルの開発で関わらせてもらった経緯があり、今回のスティール発売は待ちに待った感があります。
以前G'sに在籍していた某プロプレイヤーのスティールバレル制作でG’sはたくさんスティールバレルを試作しました。
とてもこだわりの強いプレイヤーでしたので、太さ・長さ、重さなどいろんなパターンを試し何十種類ものプロトを制作。
結局そのバレルは発売されることはなかったんですが、その時に培ったスティールバレルの知識とデータでG'sはスティールとはなんぞやを知る国内屈指のメーカーに成長したと僕は思っています。
もちろん他にもスティールに詳しいメーカーはあります。
コスモダーツさんなんかもPDCプレイヤーを多く抱えているだけあってスティールバレルの質、作り方が非常に良い印象です。
そのG'sダーツがスティールをリリースします。
初回は専属プレイヤー5人のモデルです。
すでにソフトバレルで販売されているモデルですが、すべてスティール用にリファインされています。
一本ずつスペックをご紹介します。

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MARVELOUS 4 STEEL 江口祐司モデル
全長38.0mm 最大径7.1mm 重さ18.0g


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DELSOL STEEL 津村友弥モデル
全長45.0mm 最大径6.8mm 重さ22.5g


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SALM 3 STEEL 風間祐太モデル
全長42.0mm 最大径 7.2mm 重さ20.0g


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TRADIANCE 3 STEEL 柿崎耀モデル
全長44.0mm 最大径7.3mm 重さ21.5g


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X-GRANDE 3 治徳大伸モデル
全長47.0mm 最大径 6.8mm 重さ22.5g


発売は2月20日で価格は全モデル10,500円(税込)だそうです。
ドリズですべて試投可能です。
ぜひ一度投げてみてください、ソフトダーツを投げ慣れている人にはとても良いバレルかもしれません。
もちろんスティーラーにもオススメです。

ではでは。

unicorn ECRIPSE HD2 PRO Edition

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ユニコーンの新しいボードを買ってみました。
ECRIPSE HD2 PRO Edition
国内で売ってなかったのでイギリスから通販で購入。
送料入れたら1万7000円ぐらいです。
早く国内で販売してくれるといいですね w

さて、HD2からHD2PROは何が変わったのか。
個人的には大きく2つの変更。
1つはナンバーリングの変更。
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以前はプラスチック製で数字が取り外せるタイプでした。
それが鉄製で溶接されたものになりました。
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丈夫でいいんですが、簡単に塗装が剥げます。
届いたときには白い塗装が剥げたナンバーがちらほら
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このナンバーリング、他のボードのものより少し直径が大きいです。
これはHD2PROだけしか使えないと思います、無理矢理なら使えるかもですが。

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もう1つの変更点はUNILOCKが付属したこと。
これはボードを壁に取り付けた際にできる隙間をネジで埋めるものです。
BLADEのROTA-LOCKに対抗したものになります。
ROTAの場合はボード側にネジの差し込みが作ってあるので、付属のネジを取り付けるだけでした。
UNILOCKはボードには何も加工をしていないので自分ですべて取付ける必要があります。
実際に取り付けてみましたが、とても面倒な作業でした。
それでいてモロイ。
しかも自分のだけかもしれませんが、ネジが奥まで入らないため高さ調整ができず使いものになりませんでした。
(付属していた3つともネジが奥まで入らなかった)
せっかくの新しいシステムでしたが、仕方なく外しました(残念)

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それ以外では大きな変化は特にないように思いました。
ワイヤーは少し細くなっていますが、BLADE5と比べるとワイヤーの作りが甘い印象。
それでもunicornがBLADE5に負けないよう努力しているのは感じとれます。
ボード表面に関しては刺さった感触が少し向上した印象。
刺さりはポイントの奥までしっかり入ります。
HD2からPROになって音も良くなった感じです。
ただ耐久性はありません。
とはいえ、PDCトーナメントで使用することを目的としたボード。
耐久性は不要です、つねに新品の状態で使われることを想定して作られているので仕方ないですね。
PDCツアーボードに耐久性を求めるのはナンセンス。
深く刺さるし、音もいい音出ている、視認性も良い、トーナメントボードとしては文句なしです。
あと1つ他のボードと比べて違う点が。
これはエクリプスHD2とHD2PROに共通していることなんですが、ボードが他のボードより大きいです。
ボードの直径が45.5cmあります、他のボードは44.5cmです。
1cmだけなんですが、この差のせいで通常のサラウンドだと入りません。
かなり無理矢理入れ込まないと無理。
うちには10年モノの内径が伸びたサラウンドがあります。
他のボードだとガバガバなんですけど、HD2PROにつけるとキツいですが丁度入ります。
なので購入しようと考えている方はその点にご注意ください。

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どこのメーカーもBLADE5の品質に追いつけ追い越せと商品開発をしています。
HD2PROもBLADE5が存在しなかったら間違いなく世界最高峰ボードです。
それぐらいWINMAU BLADE5というダーツボードが良すぎる、それもズバ抜けてです。
でもHD2PROはPDCツアーでTV中継で使われるという目的が最優先。
BALDE5とは目的が違うということを今回感じました。

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PDCは試合で採用するボードに関してunicornと契約延長しました。
unicornには今後さらなるボードの品質向上に努めていただきたいと思います。
期待してます!!

ではでは。

ポイント交換のススメ

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スティールダーツの先端の針を「ポイント」と言います。
ポイントはスティールダーツにおいてとても重要なパーツです。
ポイントの長さや材質、重さなどがバランスや飛び、そして刺さりやスタッキングにも大きく影響します。
知らない人も多いのですが、スティールのポイントは交換できます。
にもかかわらず多くの人が買ったときについていたままのポイントを使っていることが多い。
せっかく交換できるのだからフライトやシャフトと同じように、自分にあったものにカスタマイズしてはいかがでしょう。

< ↓ ドリズで人気のポイント>
一番人気は左上の2つ TARGET製のプレーン 35mmと38mmです、ウチで交換する7割がコレ。
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ポイントは大きくわけてプレーンと呼ばれるなにもカットのないタイプ。
そしてカットが入っているタイプがあります。
カットには抜けにくくするためのカットと指を置くためのカットがあります。
前者のカットは先端寄りにそして後者のカットはバレル寄りに溝が入っています。

材質も鋼鉄から鋳物まで、形もいろいろあります。
色はシルバー、ブラック、ゴールド、焼き色をつけたものなど。
シルバーかゴールドの方が刺さったところが見やすいです。
PDCは以前ブラックはダメでしたが今はポイントの規制はなくなったようです。

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ポイントの長さもいろいろあります。
スティールダーツを本格的にやっている人はみな長いポイントを使用することが多いです。
35mm〜42mmぐらいでしょうか。
買った時についているポイントは26mm〜32mmというメーカーが多いです。
長い方がメリットが多いように思います。
パワーが出る、刺さったあとも狙いの邪魔になりにくい、バレル同士が絡みやすい(スタッキングしやすい)などでしょうか。
デメリットは、、、ソフトやっている人だとチップに比べて長いので違和感があるというぐらいかな。
自分にあったポイントを探すのもスティールの楽しさのひとつです。

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ポイント交換作業はリポインターという工具を使います。
リポインターにもいろいろな種類があります。
自分がメインで使っているのはドイツのBULL'S製です。
ほとんどの作業これ1台でやっています。
消耗パーツもあるのでメンテナンスも大事です。
作業がしやすいよう自分用に改造もしてあります。

リポイントは工具があれば案外簡単で誰にでもできる作業です。
なんですが、そこに落とし穴があります。
ポイントを抜いて、新しいポイントを入れる。
これだけなんですが、舐めてかかるとバレルやポイントをダメにします。
上手くやったつもりでもポイントやバレルがダメージを受けていることが結構あります。

その結果、あとになって不具合に気付き僕のところに持ち込まれてくるというケースがここ最近増えています。
多少の費用と足は掛かりますがリポイント作業は経験や知識があるリポイントマスターに任せてもらいたいというのが正直な気持ち。
大切なバレルです、なんとなくで作業してバレルをダメにしたらもったいないです。
僕のところに持ち込まれたバレルはなんとかしますけど、どうせなら最初からリポイントさせて欲しいです。
そうすればバレルは痛まないし、綺麗にポイントつけてあげられます。
ちょっとしたサービスもさせていただきます。

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リポイントは簡単な作業に見えますが実は気をつけなければいけない点も多いシビアな作業です。
それを知らないでやってしまう人が多い。
もちろん上手くいくこともあるとは思いますけどね。

それともう1つ。
ポイントを入れる穴ですが、メーカーによってそれぞれクセが違います。
メーカーによっては1本ごとに深さや径にバラツキがあります。
ポイントを入れてもど真っ直ぐでないメーカーもあります。
でも1万円以上するバレルはやっぱり精巧です。
高いだけのことはあるんです。
そういうメーカーはバレルごとの差はほとんどありませんし、ポイントもきっちり入ります。

とはいえ、どちらも良いメーカーです。
多少の誤差はあっても安定した商品を安く提供するメーカー(unicornやHarrowsなど)
精巧なマシンで品質の良いものを提供するメーカー(TARGETやRedDragonなど)
リポイントをしているとこの価格差の意味がよくわかります。
もう一度いいますが、どれも良いメーカーで良いバレルであることは間違いありません。
(あえて安価なメーカーとしてunicornやHaroowsを出しましたが、両社とも技術が高く精巧な高級モデルもありますので誤解のないよう)

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ドリズではリポイントを1000円で承っています。
交換技術料なのでポイント代は基本無料です、在庫の中から好きなものを選んでもらってます。
特殊なポイントについては追加で200円〜500円いただくものもあります。

ただ交換するだけじゃなく、長さを変えて試し投げしてみるということもできるのがウチの強み。
昨年は交換だけで400件以上作業しました。
経験や知識にも自信あります。
その人にあったポイントや長さをチョイスできるようアドバイスも行ってます。

今回は結局ポイント交換の宣伝になってしまいましたね。
ポイント交換することでダーツは劇的に変わることもあります。
古いバレルでもポイントを変えると蘇ります。
ぜひ自分にあったポイントを見つけて欲しいと思います。

ではでは。

  



    スティールダーツ考察まとめ


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