ドリー・ファンク・ラブ

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ドリーの、ドリーによる、ドリーのためのダーツブログ

2016年01月

逆モーメントの発見 〜 垂れないダーツのワケ 〜



注意書き(2015.1.13 追記)
あまりにも間違えて図を見る方が多いのでこの注意書きを書き足します
ここで注意を!
この回転をダーツに左回転や、右回転だと思っている人がたくさんいらっしゃるようです。
一般的なスピンの話ではありません!!
縦回転です。フライトがあるので実際には回転しませんが
縦に回そうとするモーメントを言ってます。
ナイフ投げを想像してください。


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ダーツのスローイングはリリースの方法が表だろうと、裏だろうと、芯であろうと、
どれでも関係ないって考えてました。
大事なことは自分の飛びを理解することだと。
そして自分の飛びを有効に使える方法を考えれば良いと

しかしながら世界トップで活躍する彼らのダーツを穴があくほど見て、
その技術をとことん考えて、実際に試してみてだんだん考えが変わってきました。
やはりスティールダーツには「裏抜き」が最も有効であるという考えになったのです。
やはり裏抜きは他のリリースに比べてスティールダーツにおけるメリットがあまりにも多く、
合理的であることがさらに分かってきました。

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この図は「リリース抜き3タイプ」の考案をしてくれたノル氏が裏抜きの飛びに関して解説した図です。
実は10月にノル氏はこの図を作っていたのですが、昨晩初めてこれを見せてくれました。

この図を見せてくれるのに至る経緯に裏抜きのメリットが隠されています。
自分とノル氏のメッセンジャーのやりとりをそのまま載せます。
こういう経緯です。

ノル
ドリさんのブログにルイスとスミスの裏抜きGIFありますよね、
あれずーーーーーーっと見てて思うんだけど スミスの矢って途中で少しだけHOP気味に飛びますよね
途中でまるで上にあがるかのように見える 「わずかに」なんだけど。

ドリー
そうなんです、そこに気づいて欲しくてあのGIF作りました、
両者の裏抜きの違いを見て欲しくて、
スミスはウィリーしてからお辞儀するまでがちょっと長いんです
そこが彼の武器なんでしょうね

ノル
あれさ裏抜きをする時に重心とグリップ位置をずらして「逆に回すように」抜くじゃない?
つまり手から出たときはポイントが上を向くようにウイリーさせるような「モーメント(力)」がかかってるんだよね
逆回転のモーメントって言うのかな


ドリー「いえす! おきなわさんともその逆回転のイメージは話ました」

ノル
でしょー! でさ。フライトが前から風をうける。
通常なら重心を中心にしてダーツは「抵抗が小さくなるように」進行方向に姿勢を変えるんだけど
「逆モーメント」ウイリーするようにダーツは「回転モーメント」の力が残ってるから。
前からの風をうけても姿勢は変わらない
すると、どうなるか?フライトはあの角度を維持して風に「乗る」事ができる


ドリー
ノルさんのいう逆モーメントの作用をスミスは強めにかけてますよね
そうすると浮力を生む、そのためだと?

ノル
かけてると思う。だから姿勢が戻るまでが遅くて。
結果進行方向からの風に「乗る」ような挙動があの動画で見れるんだと思う
意図的かどうかまではわからないけど。
スミスはウイリーする力がルイスより強いんだろうと思う


ドリー
あのGIF動画から逆モーメントを見抜いたのはさすがです、
あの動画はそこを気づいてもらいたいっていうのが肝でしたから

ノル
うんうん。逆モーメントが「落ちにくい軌道」に寄与してるというのがよくわかる動画だと思う
ウイリーしてる間。わずかであっても「風に乗る」事で垂れは少なくなると思うんだ。
ここらへんがドリさんの言ってた「後半加速するように見える」の正体かな?と
手から離れる>ウイリーする>風に乗るタイミングがある>姿勢が戻りつつ落ちていく。
後半部分でわずかながら加速してるように見えると思うんだ。
「のびがある」って言い方もできるよね


このやりとりのあとにノル氏は「これ見て」と先ほどの図を送ってきたわけです。
あの図はルイスとスミスのGIF動画を穴があくほどみたノル氏が「もしかして?」と思い出して引っぱりだしてきたものです。
見てビックリしました、このGIF動画の飛びを解説してくれる図でしたから。
このGIFを見るずっと前に作っていたとは思えなくて気持ち悪かったです w



よく見るとノル氏のいうとおり、上を向いた矢先がすぐには下に落ちてきません。
これは抜く(リリース)瞬間に矢に逆回転(フライトを下に叩き付けるような)の力を加えることで起こる現象です。
この力が逆モーメントです。
これにより矢先が上を向いたまま滑空する時間が増え、フライトが風を受けて浮力を得るということです。
これは裏抜きの新しいメリットの発見です。
そして今回ルイスとスミスのGIF用に両者のスローをそれぞれ図解にしたものをノル氏が製作してくれました。

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図の上がルイス、下がスミスの飛びを説明したものです。
分かりやすい図をノルさんありがとう。

裏抜きと言ってもそのメリットを理解せず、ただ矢先をあげることだけに夢中になっている方が多いようです。
裏抜きをすることのメリットはたくさんあります(ソフトダーツにはメリットほぼないと思います)
そして世界トップのプレイヤーたちが裏抜きで矢を飛ばすだけの理由があります。
すでにブログで説明してきましたが、やはり自分の文章力では限界があると反省しております。
これらの映像や図をみて、よーーーーくみて、考えて、そして試してみてください。

逆モーメントは裏抜きには書かせないエレメントであることを覚えておきてくださいね。

新しい発見を導いてくれたノル氏に感謝です。

ではでは。


後日談
この記事を載せたあとに少しわかったことを補足しておきます。
ダーツの飛びにスピンは関係あるのか??
このダーツマニアの間でずっと謎になっていることに関して少しわかったのですが、
逆モーメントによる滑空時間を延ばし浮力を得るという事を強めに出したい場合は
スピンかけない方が風の抵抗は少しですが上がるようです。
スピンかけると無回転に比べ矢先が落ちてくるのが早いようです。
今後もこの事に関してはは検証続けていきます。

裏抜きの効用を試してガッテン

みなさんがあまりに裏抜きにこだわっていらっしゃるので少し書きます。
正直なところ裏抜きの良さを知らずして、裏抜きしてどうするの?って思います。

裏抜き=リリース後に矢先をあげてウィリーした状態でダーツを飛ばす抜き方

なんですが、ただ矢先をあげるだけじゃ裏抜きの意味ないです。
ここ最近裏抜きリリースというものを本気で検証しています。
そしてとても重要な秘密を見つけました。
それは今まで考えていた裏抜きのメリットだけじゃなく、
さらにいくつかのメリットがあることに気づいてきました。

メリットというより驚く副作用っていうんでしょうか。
裏抜きをマスターすることで結果とても良い副作用が得られます。

それを見つけてからは「表でも、芯でも、裏でも自分のスローがわかっていることが大事 どれでも大丈夫」ってことが言えなくなりました。
スティールやるなら裏抜きがオススメです。
ソフトもスティールも!っていう方にはどうなのかまだわかりません。

裏抜きをつく詰めていくと、世界トップのスロー再現力の訳や、
若手プレイヤーに多いセットアップをしないスローイング(ガーウェン、ルイス、Mスミスなど)の理由も見えてきます。



今までの裏抜きメリット
・リリースが早く、すぐにグリップから抜けるのでミスが伝わりにくい
(なので簡単)
・矢先があがることで放物線の中央あたりから矢先が落ちてくる際に加速が得られる
(初速と終速の変化が少ないので放物線が安定している、、高低差のズレが少ない)
・矢速がなくても失速しないので腕を振るスピードをおさえることができる
(なので疲れない、ミスも出にくい)
・くっつきスタッキングが発生しやすい
(なのでグルーピングやマーキングがしやすい)

ざっとあげてコレぐらいかな。
これが分からないのに裏抜きしても意味ないです。
そして何よりも大事というか、、これスティールダーツでメリットが生まれる技術です。
もちろんソフトで使っても構いませんが先端がソフトティップだとメリットないと思います。

3年前ですかね エイドリアン・ルイスが日本に来てソフトダーツを投げた時の言葉です。
「ソフトでは自分の技術はまったく使えない、勝てるわけがない」
この時は意味がわかりませんでしたが、今はその説明ができます。
この裏抜きスローはスティールだから生きる技術だと確信しています。

何度もいいますが、矢先がリリース直後に上を向くことを裏抜きと名付けましたが、
それをやることが目的にならないようにしてくださいね。
上向けばOKってもんじゃないです、そのメリットを活用して初めて裏抜きなんです。

それとリフレックスポイントも裏抜きの効用がほぼ受けられません。
理由は考えればわかってもらえるかと。

そしてここ最近、自分なりに裏抜きをするためのガイドブックっていうか、、
どうやったら裏抜きできるようになるかの、アドバイス方法を考えてました。
そして今日ドリズの常連さんにちょっと自分の理論を試してもらいました。

おきなわさん(武島正幸)
それまで裏抜きとは縁のない芯抜きのプレイヤーです。

まったくできない状態から30分ほどアドバイスに沿って試行錯誤してもらいました。
その結果がこれです。
※本人に気付かれないよう撮影してます



どうでしょう。
実に綺麗に裏抜きができていますし、裏抜きの効果もみられます。
まったくできなかった人がわずか30分たらずでこのレベルです。
(俺すげぇ! いや、おきなわ氏がすごいんだな)
この映像は矢ばかりに目が行きますが、リリース直後の手首の動き、リリース後の腕のやわらかさ、
手首の返り、力を使っていない点などにも注目してほしいです。
失礼なこと言いますが、実際彼がこんなに綺麗にやわらかく投げるのを見たことがありません。
おきなわ氏を知っているひとはこれみたら驚くでしょう。

彼は裏抜きすることだけに集中してるのにもかかわらず、
副作用でこれだけきれいなフォローが自然にできたんです。
本人はまったく意識してませんがPDCトッププレヤーの腕の使い方と似ています。

そして裏抜きを検証していて自分が感じたメリットを彼も同じように感じてくれました。
おかげで裏抜きによる効用に関して少し自信が持てました。

おきなわ氏にどんなことを言って、どんな練習をしたら出来るようになったのか。
それを文章にするのはまだちょっと無理なんで、いつかマニュアルに出来るようにさらに考察&検証したいと思います。


ちなみに!!!
いろいろ語ってますがドリーが裏抜きできるかどうかは別の話です。
道を知っているのと、実際に歩くのは違うっていうことでよろしくお願いします。

おきなわ氏 壊れるの覚悟で協力してくれてありがとう。
でも絶対に必要な技術が身についたと思うので、これを機にモノにしてください。


今日も偉そうに書いてしまった 反省

ではでは。

  

    スティールダーツ考察まとめ




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