ここ最近トッププレイヤーのスタッキングをハイスピードカメラで撮影させてもらっています。
上の動画はその中からマックこと幕内邦昌プロのスタッキングをまとめたものです。
マックのスタッキングに関する技術と知識は素晴らしいものがあります。
スタッキングを有効に使いこなすには矢先のコントロール、そしてボードへの進入角度が大切です。
リリースで上にあげた矢先をできるだけボードに近い位置で前に倒すかが重要(図のA地点)
そしてボードに刺さっていくときに矢が前方へおじぎをしながら、、前回転エネルギーを保った状態でボードに刺さっていくことが大切。
この矢先が前へ倒れようとするエネルギーがないと、失速しながら直線的にボードに進入していくのでスタッキングを起こしにくくなり、カマを掘ることが増えます(ほとんどの人はこれ)
マックの飛びは矢先が倒れてくるエネルギーを保ったままボードに刺さります。
この映像でバレルが直線でなく、矢先が下がりながらわずかにお辞儀しながら飛んでくるのがわかりますでしょうか。
このエネルギーが少しでもあるのと、ないのとでは大違いなんです。
裏抜き、裏抜きとみなさん言いますが、きちんとした裏抜きリリースが出来て、そのエネルギーを使って刺している人はほんのひと握りです。
刺さる時にこのエネルギーが残っているかどうか。
このエネルギーを失わずにボードへ進入させるためには、上がった矢先が落ちてくるポイント(一番上の図のA地点)をいかにボードへ近づけるかが大切。
でも、これが実に難しい。
リリースを上方向に抜くのではなく、ボードに向かって抜くリリースをする必要が出てきます。
手首の使い方、コッキングが重要になってきます。
できるようになりたいですね。
みなさんも研究してみてください。
ではでは。